私は丘の上に住んでいる。
いつからか「JaMacauの丘」と名付けられたその場所では、以前に住んでいた都心では見えなかった景色を楽しむことができる。
簡単に言うと、空が広いのだ。
そもそも私が住んでいる地域には高いビルがなく、ましてや丘の頂上であるため、視界を遮るものがほとんど無い。
空気が澄んでいるからなのか星もよく見える。
つまり、空が広くてきめ細やかなのだ。
太古の昔、人間は空から様々な情報を与えられ、「天文学」という名のもとに自身の学問や文明の進化に役立ててきた。
テクノロジーが進化した現代、我々は自然から与えられる情報や恩恵を意識することが少なくなったように思う。
しかし、空の情報量・解像度はおそらくずっと変わっていない。
それが見えにくい場所にいるせいで、勝手に「存在しないもの」として脳内で処理されてしまっているだけなのだ。
昨今、空に限らずそういったことは起こっていると感じる。
与えられるものだけを食べて生きる。そんな日々を生きていないか?
YouTubeの動画は「あなたへのおすすめ」に出てくるものだけが全てじゃない。
あなたの興味を沸かせる全てのカテゴリーへアンテナを伸ばし、関連する情報がよく見える場所へ出向き、恩恵を得る。
たまにはどう?

空の恩恵
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