M-1で誰が勝つか予想しようじゃないか。

12/19(日) M-1グランプリ2021決勝戦が行われる。
私のようなお笑い中毒者にとってM-1グランプリはこの上なく魅力的な年忘れのエンタメである。

初めて見たのはおそらく2002年の第2回だったかと思うが、見る側としても熱量は年々上がっていっている。
これまではテレビで決勝を見るだけだったが、そのうち敗者復活戦から見るようになり、昨年は準決勝のパブリックビューイングで千葉県の映画館まで足を運び(神奈川県内の映画館は満席でチケットが取れなかった)、ついに今年は準々決勝から全日程の配信を買って見るまでに至った。

おまけにこうして予想と銘打ってブログまで書いている。

ここ2年は準決勝から見ているので、決勝戦の段階で「知らないコンビ」というのは存在しない。
それまでは存在を知らなかったコンビでも、決勝の時には最低でも1回はネタを見たことがあるという状態になる。
すると、どうなるか。


M-1の決勝が5倍楽しくなる。

そして、

誰が勝つか予想したくなる。


優勝予想は置いといて、まずは敗者復活戦から決勝に勝ち上がるコンビの予想をしよう。

まず前提として、敗者復活戦は準決勝で敗退したコンビ16組が再度ネタを披露し、その中から視聴者投票1位のコンビだけが決勝に進出できるというルールのはず(で合ってるよな…)。
つまり、「この2人に決勝行ってほしい」と思った視聴者が最も多いコンビが進出できるというわけである。


ではどんなコンビが有利かというと、ポイントは「視聴者投票」。
過去大会の履歴も見ながら思いつくのは2つ。

①知名度の高いコンビ
②敗者復活戦のネタ出番が遅いコンビ


漫才の大会なので「ネタの質」と言いたいところなのだが、敗者復活においてはそこまで重要なファクターではないと正直思っている。
※ちなみに決勝戦は審査員投票になるのでこの限りではない。ここからは全て敗者復活においての話。


知名度は圧倒的有利に働くだろう。
選挙よろしく、「このコンビ知ってるからとりあえずここに入れちゃえ」的投票がかなりの数生じると予想できるからだ。
敗者復活戦を途中から見ようが、むしろ全く見なかろうが締切時間に間に合えば投票は可能。

今回、知名度が高いのにも関わらず準決勝で敗退しているコンビは例年以上に多い。
ハライチ・アルコ&ピース・アインシュタイン・東京ホテイソン・ニューヨーク・見取り図あたりはそれに当たる。
この6組は民放で見かける機会も多く、そういう意味では視聴者投票でかなり有利になるだろう。


しかし知名度がどんなに高いコンビでも、あまりウケないと視聴者(特にお笑いファン)からの投票を得るのは厳しくなる。お笑いファンは頑なだ。
つまり「圧倒的に有名だけどあんまり面白くなかったコンビ」は突破できないのだ。当たり前っちゃ当たり前か。

個人的にこの6組の中で特にネタの安定性が高いのは見取り図だと思っている。
彼らがウケていない状況をあまり見たことがない上に、決勝にも2回行ってるので戦い方も知っているだろう。


②のネタ出番はおそらく当日決まるので何とも言えないが、これは過去のデータを見ても明らか。
つまり知名度のあるコンビが最後の方の出番を引き当てたらリーチ。
もうスベらなければいける、くらいの感じだろう。

あと細かいところでいうと、どれだけウケても飛び道具系のコンビは難しいと感じる。
変わったネタ・キャラ推しなどは何となく厳しい印象。結局王道が行くという感じだ。

逆に考えれば、王道を行くコンビは出番がトリやトリ前であれば知名度がそこまで高くなくてもチャンスありということだ。
それでいくと、具体的にはダイタク・からし蓮根の王道漫才コンビ2組はチャンスあり、だろうか。


まとめると、見取り図が本命、出番次第ではダイタク・からし蓮根と予想。


最後に私が個人的に行ってほしいコンビも書いておく。

男性ブランコ…ネタのドラマ性、独特の間とワードセンス
金属バット…様々なタブーに触れそうなギリギリのネタや言葉選び
キュウ…絶妙にこちらの予想を裏切ってくる台本と演技力

3組とも割と飛び道具系なので厳しい戦いになるかもしれないが、期待を込めつつ応援したいと思う。


敗者復活戦は12/19(日) 14:55からだ。共に楽しもう。
次回は決勝戦予想!